校長挨拶

北海道函館盲学校のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

本校は、明治28年にC・P・ドレーパー女史によって創立された函館訓盲会に始まり、今年度で130周年を迎える北海道内でもっとも歴史のある特別支援学校です。

昭和12年6月には、ヘレン・ケラー氏が来校されております。

道内に4校ある盲学校・視覚支援学校の中で、本校は、渡島・檜山管内にある18市町を校区とし、「見えない」「見えにくい」といった視覚に障がいのある幼児児童生徒の教育を行う道立学校です。

今年度、幼稚部の在籍はありませんが、小学部7名、中学部3名の計10名でスタートしまし

た。

本校には、居住地が遠方にあることで通学に困難さがある幼児児童生徒のために、寄宿舎が併設されております。

学校教育目標を「自ら、学ぶ子 心を伝える子 活動する子 を育てます」と掲げ、今年度の重点教育目標として「一人一人を包み込み、学ぶ楽しさ・よろこびを実感する教育の推進」を行うこととしております。

知・徳・体のバランスの取れた生きる力を育みつつ、少人数であるメリットを最大限に生かしながら一人一人に手厚い指導と支援を行って参ります。

また、本校では、地域における視覚障がい教育のセンター的機能を発揮するため、来校での教育相談はもとより、校区域の学校への支援や各地域の行政・福祉機関とも連携し、見えにくさによって困難を抱える子どもやその保護者への支援、そしてその気づきへのお手伝いを積極的に行って参ります。

 今年度10月には、かつて同じ学校であった北海道函館聾学校と合同で、130周年を祝う会を予定しており、本校の生徒が描いた創立130周年記念マスコットキャラクター『はこモー』とともに、学校誕生130歳をお祝いする予定でおります。

 最後に、本校ではホームページだけでなく、Instagram(インスタグラム)やnote(ノート)などのSNSを利用した情報発信を行っております。併せてご覧いただきますとより本校の教育活動をご理解いただけると思いますのでよろしくお願いいたします。

 

北海道函館盲学校長 瘧師 輝幸